星にゃーんのブログ

ほとんど無害。

感想文

日本語版リックロール(RickRoll but make it Anime)

www.youtube.com リックロール(Rickrolling)、というネットミームがある。日本の腹筋スレと似た、いわゆる「釣りネタ」 だ。 かつて掲示板サイト4chanで、ウソのタイトルで閲覧者を騙し、車輪の付いたアヒルのおもちゃが走る動画を見せるいたずらが流行っ…

感想文・エッセイの草稿置き場をNotionに作りました。

感想文・エッセイの草稿置き場をNotionに作りました。 星にゃーんの掌編集の没案とかも置くかも。 星にゃーんの掌編集はこちら。 Notionは、使い勝手が良く、便利です。今まではiOSのメモとScrapboxを使ってたんですが、文書を構造化できない(メモ)、スマ…

シン・星にゃーん

昔のことを思い出した。忘れていた記憶だった。 彼はいつも泣いていた。悲しくて泣いていた。寂しくて泣いていた。友だちとうまく話せなくて、不甲斐なくて泣いていた。冥王星が惑星でなくなったと聞いて、悔しくて泣いていた。7×3が分からなくて、怖くて泣…

2020年の9月にようやくスターウォーズを観た

スターウォーズは言わずとしれた名作スペースオペラである。「遠い昔 はるかかなたの銀河系」というフレーズを至るところで聞いた。適当な棒を構えてライトセーバーごっこに興じたこともある。C-3POとR2-D2がすべてのエピソードに登場していることも知ってい…

死にゆく星空に百合は咲く 『アステリズムに花束を』を読みました

『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』は、「百合」と「SF」の2つのテーマを掲げて編まれた短編集だ。 もともとは伊藤計劃の『ハーモニー』10周年を記念して企画されたSFマガジンの百合特集がかつてないほどの反響を呼んだことがきっかけらしい。積ん…

いつかKELDICに会いに行く - 錬金術師の密室を読んだ

読みました。錬金術師の密室。 先月だか今月だかに出たハヤカワ文庫の新刊で、タイトルの通り錬金術師の密室殺人事件を描くミステリー小説です。 簡単にあらすじを紹介しましょう。優秀だが誠実なばかりに世渡りの下手な青年軍人エミリアは、その優秀さを買…

バーナード嬢曰く。1巻を読んだ

一応、ネタバレ注意 柳の下のド嬢 「柳の下のどじょう」。 「2匹目のどじょう」をカッコよく言い換えるとこうなるらしい。らしい、というのはド嬢とどじょうをかけたダジャレを言いたいがためだけに「どじょう 慣用句」でググって最初に目についた言葉をよく…

俺は『フラグタイム』の小林由香利

映画『フラグタイム』、観てきました。去年の12月に1度観て、原作を読み、そして追加上映を観てきました。2回目です。 frag-time.com 小林由香利の話をさせてくれ。 なお、原作の作者コメントの話を持ち出すが映画『フラグタイム』の小林由香利について話す…

『2010年代SF傑作選』を買ったので私の2010年代を想う

-- はじめに。この小説はフィクションです。実在の人物、組織、時系列、概念その他諸々との整合性を取ることは不可能です。あと『2010年代SF傑作選』の話はしません。2010年代個人的にしんどかったって話を書きました。 去る2020年2月6日、2010年代に発表さ…